今回は、sumikaの新曲「本音」の歌詞についてじっくり考察していきたいと思います。
私はsumikaの大ファンでFC「attic room」にも入会しています。
そんな私が、全力で「本音」について考察してみました！
CD発売が楽しみです♪

sumikaの「本音」とは?
歌詞の考察
sumikaの「本音」はどこで聴ける？
sumikaの新曲「本音」を聴いてみよう！

sumikaの「本音」とは？

第99回全国高校サッカーの応援歌です。
1月6日に発売、12月9日から各音楽サブスクリプションにて先行配信されています。

sumikaは、今までにも映画やドラマ、cmの主題歌等に抜擢されることが多々ありますが、そのたびにsumikaはどうしてこんなにも人のこころに寄り添えるのかと言われます。今回発表された「本音」も、サッカーに本気で立ち向かう高校生の心に刺さる歌詞だなあと思い感銘を受けている次第です。

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歌詞の考察

早速歌詞の考察をしていきます！
→〇〇〇が私の考察です。

「ああ　辞めちまおうかな」
一人こぶしを握って爪が刺さった
→思ったように結果が出なかったり、成長しなかったりと、
辛くて悔しい思いが、一人拳に巧みに表現されています。

「ああ　辞めたくないよな」
本音はいつも君と肩を組んだ後
→でも、仲間と"頑張ろう！"と肩を組んだ後は、どんなに辛くて
悔しくてもサッカーを続けたいなという本音が書かれています。
同じ心の声でも、一つ目の「ああ　辞めちまおうかな」は弱音、
「ああ　辞めたくないよな」は本音ですね。さすがsumika、
早速タイトルである「本音」を歌詞に織り交ぜてきたなと思いました。

誰より泣いてきた君だと　
近くにいた僕には分かる
きっとこの先
もう出会えない
仲間だと
奇跡だと
分かるから
→本曲での"君"は、僕と一緒にサッカーをがんばる仲間のこと。
悔しくて一人拳を握っているのは自分だけじゃなくて、君も
たくさん悔し涙を流しているのを見てきた。だからこそ、同じ
痛みを分かち合える君は、奇跡の仲間だと感じているという
青春が描かれています。実際に同じ痛みを抱え、乗り越えてきた
仲間の存在って驚くほどに大きいと思っています。

走れ走れ走れ　
涙より早く
走れ走れ
君と後悔より先へ
→悔し涙を流すことがあっても、その涙より速く走れば、未来が
待っているという選手を応援するかけ声になっています。また、
「走れ」は、試合中にグラウンドを駆け抜ける姿に重ねているの
かなとも思いました。

ありふれた言葉でも　
「大丈夫　大丈夫」
共に行こう
→ここでは、仲間からの本音が聞こえます。「大丈夫」という
言葉は、正直着飾った言葉でもなく、ありふれたものです。
それでも、一緒に走った君からの本音を聞いて、僕は一緒に
進もうという勇気をもらっています。

挑め挑め　
痛み悩み知る君と
醒めない醒めない
夢の続きがまだ見たい
→ここでは、僕の強い決意が感じられます。一緒に痛みや悩みを
分かち合える君とだからこそ、夢に向かって挑み続けることが
できる、夢はまだ途中だから、君とこれからも戦い続けたい、
というがんばる選手が浮かんできます。

ありふれた言葉だけど　
「ありがとう　ありがとう」
本音だから
→君からの本音に、僕も本音で返しています。これも、「ありがとう」
というありふれた言葉かもしれないけど、本音を本音で返すという
力強さが2番の歌詞にも繋がっています。

「なあ　好き勝手いいよな」
心ない事を食らって
影落とす日も
→頑張っている人に心ない言葉が降りかかることってよくあります。
この言葉は、本音ではなく、妬みや嫉妬だったりするけれど、
それでも落ち込んでしまう辛さを表現しています。

「好きだけじゃないよな」　
本音は君が知って
居てくれたらいいさ
→この部分は、僕の本音です。長い長いランニングとか、全身筋肉痛に
なるような筋トレとか、好きだけじゃないし、楽しいことばかりじゃないと
思います。でも、奇跡のような仲間が分かってくれればそれでいいと、
だんだんと強くなっている僕が感じ取れます。

柄にもなく熱いメールや
火花が散る喧嘩もしたね
馴れ合いじゃない
面倒でいい
そして僕・君じゃなく
“僕ら”になる
→男の子って、女の子たちみたいに毎日のようにたくさん話して
連絡して、っていうことはあまりないかもしれません。でも、
サッカーのことになるとお互い真剣になって、本音のメールを
交わしたり、本音がぶつかって喧嘩をしたりすることもありました。
うわべだけのなれ合いじゃなくて、本音でぶつかるからこそ面倒な
こともあります。でも、だからこそ僕・君という個々から"僕ら"と
いう仲間になれるのだと、1番の"仲間"や""奇跡"という表現から
"僕ら"に繋げています。

巡り巡る　
出会いと別れの中で
繋ぐ紡ぐ
他人同士だった
僕ら
→世の中には色んな出会いがあって別れがあって、一生のうちに
出会えない人なんて数えきれないほどいます。でもそんな中で、
本音で語り合って奇跡のように繋がって同じときを紡いだ君とは、
ただの他人同士じゃない="僕ら"になれたのです。sumikaの歌詞
描写に圧巻です。

ベタベタは苦手だけど
時には　たまには
素直になろう
→"僕ら"でいることは、いつも近くにいることではないけれど、
素直になって本音で語り合うことで、本当の仲間を紡げる、
ということをsumikaが教えてくれています。

明日はどうなって　
明後日はどうなって
未来はどうなってゆくんだろう

明日が雨でも
明後日が嵐でも
探せ繋げ
僕らは
→未来のことなんてわからなくて不安になることもあります。
この先しばらくは、雨が止まないかもしれません。夢が叶う
のかもしれないし、叶わないかもしれない。でもこの先どんなに
辛いことがあっても、これまでを乗り越えてきた僕らは、夢の出口を
探すこともできるし、夢への糸口を繋ぎ続けることができると、
背中を押してくれる歌詞になっています。この「繋げ」という歌詞
には、夢への糸口と仲間との絆、どちらにも重ねているのかなと思います。

生きていれば　　
辛い事の方が多いよ
楽しいのは一瞬だけど　
それでもいいよ

忘れずに憶えていよう
僕らの一瞬を
叫んで行こう
→これも、"僕ら"の本音かなと思いました。負けることもあるし、
思うように上達のしないこともあるし、練習も辛く厳しいものも
あり、夢を追うには辛いことの方が多かったりします。一方で、
仲間と手にした勝利や成長、部活終わりに仲間と食べるラーメン、
そんな嬉しくて楽しい時間は一瞬で過ぎ去りがちです。でも、
こんなに貴重な時間を分かち合えたならそれでもいいと思えるし、
この一瞬一瞬を忘れないって叫べるほどに全力で過ごした証自体が、
僕らは強くしたのだと思います。

走れ走れ走れ
涙より早く　
走れ走れ
君と夢見たその未来(さき)へ　
→この涙は、1番と違って後悔や辛いことだけではないのかなと
思います。2番では、仲間と夢に向かって進めることの大切さと
その大変さを実感した涙お含まれていると考察します。また、
1番では「後悔の先へ」となっていましたが、2番では、「君と夢
見たその未来(さき)へ」となっています。ここからも、後悔を
乗り越えて、"僕ら"が繋ぎ紡いだ夢の出口に向かって走る姿を
表しています。

照れるような言葉だけど　
「出会えて　よかった」
言葉にして
「ありがとう　ありがとう」
伝えたいよ

本音だから
→最後の締めは曲のタイトルらしく、「本音」で仲間と会話して
いる様子が浮かびます。ここでの「本音」は、最もクライマックスと
なる本音だと感じています。もう出会えない奇跡のような仲間に
対して「出会えて　よかった」と、一言では伝えきれないほどの
「ありがとう　ありがとう」という感謝の2枚重ね、今までの歌詞に
表現されていた様々な本音を、最後に2つの本音でまとめており、
sumika織りなすのストーリーにじーんと胸が熱くなりました。

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/sumika/honne/